画像はFarmでの繁殖の様子です。実際に店主がファームで撮影しました。

(左から繁殖風景・個別飼育開始・飼育の様子)

 

約1cm-1.5mくらいで♂も♀も瓶に個別に入れられ育成されます。

このように毎月何百というペアの繁殖を行っており1ペア1ペアいつ生まれたかや兄弟か

正確に記録して生後何か月かというのは把握しておりませんので誰にもわかりません。

 

ほぼすべてのショップはおおよその月齢を記載して販売しています。

 

 

 

1つのFarmで1~2種類(ハーフムーンやプラカット等)のベタを数種類のカラーまでしか

生産していないところが多いです。

(こだわりや需要があるカラーは1種類1カラーのみのFarmもあります)

 

 

Farmはベタの飼育のスペシャリストですから毎月コンスタントに

ベタの出荷をしています。出荷までの期間はほとんど変わりませんので成長具合で

大体の月齢は推測できます。タイ産のベタは繁殖から販売されるアダルトサイズに至るまでは

約3ヶ月から3.5ヶ月程度です。1ヶ月に1-1.5cmの成長が目安です。

ロングフィンタイプならば全長4-4.5cmが3か月程度、4.5-6.0cm位が3.5-5ヶ月程度です。

(※国内産等の飼育が遅い場合は含まず)

 

 

Farmの注文出荷速度によりますが3-4か月程度の個体が

日本で販売されている個体の月齢と推測されます。(日本入荷直後の月齢です)

 

ジャイアントは6.5-7cm位からで5-8ヶ月程度で販売されているサイズです。

 

ですので当店では3-8ヶ月の個体と記載をさせていただいております。

 

※当店はストックが長い個体はアウトレット扱いにて安価販売をしております。

 

 

 

★ワンポイントアドバイス

個体を買う場合は多少高くても美しい時期や繁殖成功率が高い新入荷時の

若い個体(ハーフムーンなら4~4.5cm位の時)を買うほうが

長くお客様のご自宅で飼育できるのでいいと思います。

繁殖もタイのファームを見ていると生後3.5か月から1年以内の

個体を親として選んでいます。

 

※メスは産卵管が出ている個体をという記事もあるかと思いますが

大体のメスは性別が分かるくらいの小さい時期から産卵管は見える状態ですので

いくら産卵管が大きく出ているからといってもその個体が卵をたくさん持っているという

指標にはならないことがあります。

(オスにもたまに産卵管ではないですが管が出ている子がいます)

(産卵管が見えない個体でも卵をちゃんと持っている個体もいます

(ガリガリに痩せている個体でも卵の有無にかかわらず産卵管が出ていることがある)

 

 

繁殖をさせない♀は高カロリーな餌や高頻度で餌をあげすぎないようにしましょう。

過抱卵しやすく卵詰まりになる個体もいます。卵詰まりになってしまった個体は餌抜きをしてから

カロリーを落として卵の生成に回る栄養がないようにし自然に排出または吸収されるように

飼育していきましょう。太りすぎは人間も魚にもあまりいい影響はないため。

 

よくフレアリングをしたり泡巣を作るからオス化してしまっているのではないかと

質問を頂きますがそういうことはあまりありません。

闘魚ですのでメスもフレアリングします。

繁殖の際にオスが下手だとメスが卵を泡巣につけたり巣の補強をしたりもします。 

 

 

 

★日本で繁殖育成する際は販売されているサイズまで4-5ヶ月以内に成長するのを

 目標としていいでしょう。人間や動物でも成長の目安はありますので大きく遅れるような

育成は避けましょう。あまり成長が遅いと未成熟魚や成長しないなどという弊害なども

 一部出てくることがあります。