ベタの病気について

 

・はじめに

最近元気がないなと思ったら一度水質や水温を確かめてみてください。

お水が汚かったりベタに適さない水質に傾いている場合やヒーターが壊れていて

水温がとんでもないことになっているなんてことがあるかもしれません。

 

・ベタをお家に連れてきた・通販で届いた際

ちゃんと水合わせや温度合わせを行うことをお勧めいたします。

到着時に写真を撮っておくと病気になったときに比較も出来るので

記録に残しておくと良いと思います。

 

 

pHショックを起こさないようにしよう

症状 呼吸が早い 激しく暴れている 沈んでいておぼれているように泳ぐなどなどです。

対処方法 pHショックを起こしてしまったら個体が落ち着くまで待つしかないと思いますので

最初の水合わせや温度を合わせをちゃんとしましょう。

もし息苦しそうにしているなら息をしやすいように低水位にしてあげたり

弱くエアレーションをするといいかと思います。

 

 

慣れない環境へのストレス

症状 じっとしている 購入時より色が薄い 到着したが色が薄い 餌を食べない

購入してすぐに環境になれる個体もいますがそうでない個体もいます。

到着時にどうしても通販の場合は冬場水温が低く色が抜けている場合や

輸送につかれてしまってそうなっている場合があります。

また、背景色や水換えをしたり、びっくりした場合や、ガラスに自分の姿が

映っているのが気になってストレスになる個体やほかの魚の姿が気になって

ストレスになってしまい色が抜けたりもします。

 

対処方法 ブラックウォーターにして薄暗くしてあげたり、ガラス面に個体が反射しないようにしてあげる

ほかの魚が見えないようにしてあげる、個別飼育にするなど魚に合わせて工夫してください。

水槽にタオルをかけてそっとしておいてあげるのも効果的です。 

 

なんとなく症状がなく体調が悪そうな場合

無理に餌などをやらずに水温を28℃程度に上げて濃い目のブラックウォーターにし

0.2-0.5%の塩浴(1Lに対して荒塩2-5g)をして様子を見ていただいてもいいでしょう。

ブラックウォーターか塩浴のどちらかで様子見でも併用でもどちらでもこの段階でしたらいいと思います。

塩浴するときは少しずつ塩分濃度を上げるようにしてあげましょう。

※塩に弱い水草等もあると思うのでベアタンク等で塩浴した方が良いと思います。

 

 

 

病気

 

・白い点がついている

白点病という病気かもしれません。

症状 白い点が体に出始める かゆがっているようで体を床や水草などにこするようにする

 

対処方法 (ベアタンクの水槽に移してあげ治療することを前提に書かせていただきます。)

水質悪化などによることが多いです。水を換えてあげて水温を28-30℃にしていただき塩浴をしてあげてください。

一気に塩を加えるなどして水質を急変させないようにしましょう。塩浴は0.2%から始めて0.5%までにしましょう。

(0.2% 1Lに塩2g  0.5% 1Lに塩5g)

白点は小さい虫がお魚に寄生しておこる病気です。魚から離れたシストが底面にいたりしますので

お水を換える時は魚をすくい、容器やエアレーション器具等を洗ってから水合わせ等行って塩浴させてください。

治る気配がない場合や進行している場合はメチレンブルーなど白点病に効く薬を使用しましょう。

 

・白またはクリーム色の点が細かくついている

コショウ病の場合があります。すぐに塩浴と魚病薬の併用をおすすめいたします。

白点とコショウ病の区別がつきにくい場合は両方に効く薬か薬の併用をしましょう。

こちらも魚から離れたシストが底面にいたりしますのでお水を換える時は魚をすくい、

容器やエアレーション器具等を洗ってから水合わせ等行って塩浴させてください。

 

・ヒレが固まってしまった場合

水質悪化、餌の酸化やビタミン不足、バクテリアや水性菌

消化不良・体調不良・硬度が合わないなど様々な要因があるようです。

症状が進んでいる場合は、なかなか治りにくいです。コショウ病などと併発する子もいます。

タイでは癒着のみの場合、濃いブラックウォーターと塩浴0.5%や

スーマ赤いキャップと緑色のキャップを入れて治療したりしています。

最終手段としてはベタの品種にもよりますがヒレをカットしたり

綿棒等で優しく撫でてヒレを広げたりしてからメチレンブルーやエルバージュ等で

傷口から菌が入らないようにしたりヒレの固まりが進行しないように

抗菌しながら治すということもあります。 

 

 

※薬浴や塩浴をする場合※

 飼育水槽や容器とは別に薬浴用の容器や水槽などを用意するといいと思います。

 ろ過のろ材やソイルやゼオライト等の薬等を吸着されてしまうものは抜きましょう。

 スポンジフィルターやエアストーンと分岐コックがあると調整ができていいですよ。

 塩や薬に弱い水草・吸着系のろ材や石のない環境にしましょうね。 

 

※購入店と飼育環境や水質などが違い慣れなかったり合わない等のストレスから体調を崩す場合もあります。

※ベタ以外の魚を飼育している場合そこから病気や寄生虫が発生する場合もあります。

 

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当店の取り組み

 

当店の場合はお客様のお家に行った際に水質やコンディショナーや添加剤など

これがないと体調を崩す・飼育できない・弱い等、過保護にならないようするために

基本的に水道水にカルキ抜き(ハイポ)のみで飼育をしております。

たまに余ったブラックウォーターを使うこともあります。

販売魚はたまにX(Twitter)などにて様子を載せることもあります。

 

発送前に個体のチェックはもちろんしておりますし発送当日や前日に

ご購入魚の様子をX(旧Twitter)にたまにUPしたりもしております。

ストレス軽減するために水や梱包には他店よりも気を使っていると思っております。

しかし、ほとんどありませんが輸送中のストレスなどで病着やヒレをかじってしまう事もあります。

気温や配送の揺れ、積まれる荷物の位置等が大きく関係しているかと思います。

生き物です。いくら配慮をしていても起こってしまう事ですのでご理解ご了承ください。

死着の場合は当店HPご注文に限り条件を限定しておりますが補償しております。

ヤフオクでのご購入は補償しておりませんのでご了承ください。

 

当店の飼育情報 

♂も♀もベアタンク飼育 水温は部屋の場所によって変わりますが大体25-28度

基本水質pH 6.0-7.0 (水道水にハイポのみ) ブラックウォーターが余ったときは使うこともあります。

水換え頻度 3~7日 全換水 

餌やり頻度 2-5日に1回 主にプロテインマックス小粒 (たまにオオミジンコや赤虫を与えます。)

 

徐々に病気についても記載を追加していく予定です。